2015/04/06

映画メモ。

忘れないように、観た映画などのメモ。
ツイッターより。

・僕は仕事で本広監督のお世話になったので、あんまり参考にならないかもしれませんが、それでも映画『幕が上がる』すごい面白かったですよ! 青春映画として惹きこまれたし、いち百合好きとしても見どころいっぱいでした。

・『テロ、ライブ』という韓国映画をDVDで観てぶっ飛ぶ。これすごいですよ。生放送の番組に連続爆破テロリストから電話がかかってきて、落ち目のニュースキャスターが視聴率のために犯人の相手をしていくサスペンス。まったく先が読めないし、落としどころの容赦のなさにもびっくり。

・サンフランシスコ帰りの飛行機内で『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を観ることができましたよ。この映画のテーマにはまったく共感できないけど、それなのにめちゃくちゃ面白かった! という珍しい一本。演技も脚本もカメラワークもすさまじいです。なんだこの映画恐ろしい長回しだぞ! 撮影キレまくってるぞ! ってびっくりしてたら、エンドクレジットで撮影監督が『トゥモロー・ワールド』や『ゼロ・グラビティ』エマニュエル・ルベツキだと判明して納得。映像観てるだけで超快感です。

・飛行機内で『ヒックとドラゴン2』も鑑賞。できることなら大きなスクリーンで観ればよかった! と後悔した傑作。めちゃくちゃ面白かったです。前作よりパワーアップした空中戦にくわえて、今回は怪獣映画的見せ場もある! 主人公コンビを襲う過酷な展開にハラハラしました。

・『ミュータント・タートルズ』劇場版観てきました。マイキーが「美人を見て俺の甲羅がギンギンだぜ!」といきなり下ネタを飛ばして、ああやっぱりテレビシリーズとは違うんだな、いろいろな意味でスケールアップしているんだな……と。終盤の雪山滑り落ちるカーチェイスがほんと凄かった。

・ブルーレイで『ジャージー・ボーイズ』鑑賞。同じ夢を追いかけていたはずの若者たちの友情が破綻して、それでも前に進んでいく青春音楽映画。もうとにかく後半30分くらいがものすごい盛り上がりで涙なしでは観られなかった。あのエンドクレジットはずるい。ずるいとしか言いようがないほど決まる。

・スカーレット・ヨハンソン主演の『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』観ました。ぼく好みのすごい変な映画だった……! 説明的なセリフが一切なく、ドラマ的な盛り上がりが排除された実験的作品。この映画の監督、ジョナサン・グレイザー、ミュージックビデオ時代から大好きです。

・『john wick』見終わった。すごいアクション映画を観た……! もー面白いのなんの。一刻も早く日本公開希望です。この映画のキアヌ・リーブスはもう歩いてるだけ、息をしてるだけでかっこ良い。映像特典には柔術着でトレーニングに励むキアヌの勇姿。完璧。

・ブルーレイでゲーム原作のレース映画『ニード・フォー・スピード』を観ました。車に詳しくない僕でも、超高級車がバンバン走ってるゴージャス感は伝わってきた。とにかく映像がキレイでクラッシュシーンが上手いと思ったら、これ『ネイビーシールズ』の監督さんなんですね。面白かったです。

・ちょっと前に観た映画もう一本。デビッド・フィンチャー監督『ゴーン・ガール』。出だしがちょい退屈かな、と思ってたら、中盤以降はもうずっと映画に殴られている感じ。終わったあとにはため息しか出ない。ネタバレになるから詳しく書かないけど、強烈なバイオレンスもあり。すごいですよこの映画。
 ネタバレにならない程度に『ゴーン・ガール』の話。観た人には伝わると思うんですが、あの夫婦のキスシーンから警察署でのDNA採取につながる場面転換。巧すぎて本当に鳥肌が立った。デビッド・フィンチャーなんなんだよもう! ステキ! というシーンが随所に。

・『楽園追放』観ましたよ。虚淵さんが関わった作品を僕が褒めてもステマにもなんにもなりゃしないのですが、面白かったです! 主人公アンジェラの造形が素晴らしいので、彼女に襲いかかるチンピラを本気で応援してしまいました。「そこだ! もうちょっと頑張れっ、頑張れっ、いけっ!」と。

・『大統領の執事の涙』観た。家族ドラマとして完成度が高いし、二時間ちょいの映画なのにたっぷり大河感があるし、なによりフォレスト・ウィテカーの所作が本当に美しい。百点満点の面白さ。

・BDで『それでも夜は明ける』観賞。だいたい150年くらい前までアメリカには黒人奴隷制度があったわけで(日本では新選組ができたころ)、その歴史の暗さがひしひしと伝わってくる重い映画。こういう映画って「面白かった」ですませるのは何か違う気がするけど面白かったのは違いないわけで……。

・映画『寄生獣』観賞。原作はアフターヌーン連載中からずっと読んでいたので思い出深く、正直実写版は不安だったんですが、結論から言えば杞憂でした。原作に負けないほど映像にも力があり、ホラーとしてもアクション映画としても十二分に楽しかった。もう観終わってすぐに4月の完結編が待ち遠しい。

・朝イチでデヴィッド・エアーの戦車映画『フューリー』観てきました。これは……。軍隊の野蛮さや暴力性の描き方が今までの戦争映画とはちょっと違う感じ。ああ、この戦場には行きたくないな……としみじみ思える映像だった。残酷描写も結構きつめ。

・『インターステラー』の感想。自分の周囲で評判のいい理由がわかりました。ほとんど予備知識無しで観に行って正解だった。ネタバレ避けて書きますが、僕はもう「TARS」の可愛さカッコ良さにメロメロでした。あと、ゲイリー・ネルソンの『ブラックホール』リスペクトもかなり入ってると思う。

・日本インドネシア合作映画『キラーズ』BDで観賞。おお……人には積極的におすすめしないけれど個人的には嫌いになれないスプラッタサスペンス。猟奇殺人犯・北村一輝と、常識人ながら殺人衝動に目覚めていくオカ・アンタラ、主人公ふたりの距離が徐々に縮まっていく……という僕が好きなタイプの話。

・たまたまスケジュールの問題で劇場にいけなかった『オール・ユー・ニード・イズ・キル』をブルーレイで観賞。最高に面白かった! 脚本、戦闘シーンどちらも想像以上の完成度。もうひっさしぶりに「トム・クルーズ・スマイルの完璧な使い方」を見たので幸せ。

・アーノルド・シュワルツェネッガー主演『サボタージュ』観賞。監督はデヴィッド・エアー。なんかこう、もっとシンプルな筋立てでも良かったんじゃないかな……? と思わずにはいられない話でした。銃撃戦は迫力あった。

・『エクスペンダブルズ3』観てきました。ずいぶん予算が減らされたんじゃ……とツラさがかいま見える仕上がり。それでもラストバトルの盛り上がりは凄かったです。「マッチョな男たちだが中身は小動物的に可愛い」というギャップ萌えのカタマリみたいな映画だった。

・劇場にいけなかった『ダラス・バイヤーズ・クラブ』をブルーレイで観賞。主人公のカウボーイはHIV陽性と診断され余命30日を宣告される。アメリカでは認可治療薬が少ないことを知った主人公は、未承認の薬を密輸して配るクラブを設立する……という話。面白かった!
2014/04/06

掘り出し物銃撃戦映画。

急に、銃撃戦映画の「掘り出し物」について書きたくなりました。
たとえばマイケル・マンの『HEAT』や、
クリストファー・マッカリーの『誘拐犯』は、今更僕が紹介するような必要もない銃撃戦映画の金字塔的傑作です。
今回書いていくのは、まさに掘り出し物……
「予想外に良かった」「意外と見てる人は少ないのでは」という銃撃戦映画について。
以前は香港映画中心だったので、今回はハリウッド系中心で。
http://fmkkoe.blog27.fc2.com/blog-entry-560.html
(以前の記事。あなたが見逃しているかもしれない凄い銃撃戦映画)
http://fmkkoe.blog27.fc2.com/blog-entry-628.html
(狙撃映画について)
なるべくレンタルで簡単にチェックできるような作品を中心にいきます。

『ルール 無法都市』や『フェイクシティ ある男のルール』だとまだメジャー過ぎますよね。
というわけで、まずは『アメリカン・エネミーズ』



殺し屋が罠にはめられて大組織と対立、というハードボイルドの定番もの。
出演はエリック・ロバーツ、ロバート・ダヴィ、マイケル・アイアンサイド。
大作で主演することはなくとも、どこかで必ず見たことのある顔ぶれ。
ショットガンの描写がすごくいいんですよ。
ラスト20分くらいでは、監督がかなりこだわったであろう人体破壊描写が炸裂。

ショットガンつながりで『狼の処刑宣告』も。
予告編。



直球勝負の復讐もの。
敵が凶悪なわりに主人公が不用心で中盤ややストレスがたまりますが、ラストバトルはよくできてると思います。
コルト・パイソンとダブルバレルの12ゲージがいい味出してる!
さっきの『アメリカン・エネミーズ』とこの映画を続けて観れば、
しみじみ「景気良く人体が吹っ飛んで、ショットガンっていいもんだねえ……」と感じるはずです。


そして『レコニング・デイ』
imdbによれば制作費はおよそ130万円。



超低予算ながらも、銃撃戦の分量は多め。
『悪魔のいけにえ2』のようなチェーンソーバトルもあってサービス精神旺盛!


ここで少し路線を変えて『ブレイブ・ワン』
ジョディ・フォスター主演なので「掘り出し物」感は薄いですが……。



主人公の愛銃がKahr K9というのがいいです。
見た目がいかにも都市生活者の銃、なので。
重量およそ700グラム、全長15センチちょい、とコンパクト。
今まで紹介した映画に比べて撃つ弾数は少ないですが、そのぶん緊張感は高め。
「生まれて初めての銃撃戦です!」感をたっぷり味わえます。
クライマックス、重要人物の刑事があまりにも思い切った決断をしたので、初見のときは思わず変な声が出ました。


『ブレイブ・ワン』に続いて弾数少なめ緊張感系で。
『ゴーン・ベイビー・ゴーン』



『ザ・タウン』で完全に銃撃戦好きの心をとらえたベン・アフレックの初期監督作。
なんと『ブレイブ・ワン』の主人公とほぼ同じ銃を使ってます。Kahr MK9。
リアル系の銃撃戦には、このサイズの鉄砲が向いているんでしょうか。
実際、いい絵になるんですよね……。
2013/12/18

2013年も終盤ですね。



『王様達のヴァイキング』3巻出ます……!
来年1月発売です。

ちょっとだけ映画の話題。
『ゼロ・グラビティ』があまりにも面白かった! 予告編を見て「凄そうな映画」とは思ったのですが、実際に観たら「凄い」のはもちろん泣ける映画でもありました。どのシーンもとてつもなく美しい映画で、サンドラ・ブロックが現世に降臨した女神様に見える瞬間が何度もあった。
監督か脚本か撮影スタッフか誰かはわからないけれど、絶対にFPSのファンがいますよね。最近、映画での一人称視点が本当に増えました。
『ゼロ・グラビティ』はいわゆる「極限状況からの脱出もの」。だけど、この手のジャンルにありがちな「仕掛けとシチュエーションは面白いけどそれ以外はスッカラカン」な感じが、この映画には一切ない。どうせ観るならなるべく劇場で、3Dで! という超傑作。


今年後半観た映画、印象的だったものメモ。

リドリー・スコット監督作『悪の法則』。魅力的な登場人物たちが、じっくりねっとりと破滅に向かっていく大興奮の犯罪サスペンス。キャメロン・ディアスの大ファンである僕は大勝利です。あまりに面白かったのでコーマック・マッカーシーの原作脚本も購入。即日読了。映像ではカットされた会話も味があります。

インド映画『きっと、うまくいく』は、劇場で観る余裕がなくて結局ブルーレイで観賞。泣けますよ、この映画は! 不幸ではなく幸福で泣かせてくるのが最高です。ダンスシーンも楽しいし曲もいい。本当に気持ちのいい映画でした。

『風立ちぬ』観終わったあとすぐに「自分の仕事をしなきゃ!」と思える、心の底からすごい映画でした。宮崎駿作品のなかで(個人的には)ベストです。

『マン・オブ・スティール』ハリウッド映画は何度も「超人同士のバトル」を描いてきましたが、これがひとつの到達点と言ってもいいんじゃないでしょうか。一発殴ったらビル三つ分くらい吹っ飛ぶ! 超破壊的なバトルシーンに大満足です。
2013/08/25

今年、面白かった映画、現時点でのまとめ。

今年、面白かった映画、現時点でのまとめです。
豊作なので整理しとかないと。

『ホワイトハウス・ダウン』
『エンド・オブ・ホワイトハウス』
『パシフィック・リム』
『ベルリンファイル』
『ワールドウォーZ』
『華麗なるギャッツビー』
『ヘンゼル&グレーテル ウィッチハンター』
『パーフェクト・トラップ』
『クリーチャーズ 異次元からの侵略者』
『LAギャングストーリー』
『クラウド・アトラス』
『ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録』
『ジャンゴ 繋がれざる者』
『TED』
『ジャッジ・ドレッド3D』
『ゼロ・ダーク・サーティ』
2013/04/25

狙撃映画の話。

『ライフルバード 機動隊狙撃手』が発売されました。
『ちょっとかわいいアイアンメイデン』一巻が発売されたときは「おすすめ拷問映画」みたいな更新をしたので、今回も新刊の内容に合わせて「おすすめ狙撃映画」の話を書きます。

 前にこのブログで、いい銃撃戦とは何か、という文章を書きました。そこで大事なのはやはり身体感覚と距離感だ、と。狙撃の描写において最も大事なのは「距離の表現」です(ある意味当たり前のことなんですが)。
 たとえば、テレビゲームのTPS。サードパーソンシューティング。つまり三人称視点シューティング。これは一人称のFPSと並んで海外で人気のあるジャンルです。『バイオハザード4』の大ヒットとそれに影響と受けたといわれる『ギアーズ・オブ・ウォー』の登場によって、今でも安定してTPSは作られています。


(そういえば、最新作ジャッジメントクリアしました。テンポのいいゲームです)

 このTPSのカメラワークって気持ちいいんですよ。肩越しの視点で、主人公が銃を構えて敵を撃っている。すごく距離感がつかみやすい視点なんです。人間の本能にはまだ野生動物を狩猟して暮らしていた頃の記憶が残っていて、「自分」と「獲物」の位置関係を把握するというのはとても大事なことで、そこをきちんと押さえた映像はどうしようもなく気持ちいい。この「肩越し視点」のカメラワークを効果的に使った代表的な銃撃戦映画がマイケル・マンの『ヒート』です。このブログでは何度も出てくる映画ですね。

 で、狙撃です。狙撃を映像でやる場合、特殊な「距離感」が必要になる。
 遠くから撃つ。その「遠さ」をいかに見せるか。
 これが難しいのは、映像で距離感を出そうとすればするほどお金がかかるという事実。映画の野外ロケには許可がいるし、広大な空間を長期間閉鎖しておくことはできない。となればセット撮影ですが、五〇〇メートルを超えるロングレンジを再現するのには当然限界があり、監督によっては狙撃シーンを「役者のアップを交互に繰り返すようなカメラワーク」でごまかすことになるわけです。そういう狙撃はあんまり印象に残りません。これから紹介するのは、映像における狙撃描写の様々な方向性です。
 狙撃手映画の入門編といえば、ザ・シューター 極大射程』や『山猫は眠らない』、ジュード・ロウの『スターリングラード』あたりでしょうか。他にも掘り出しものはないか、探してみました。もちろんどの映画にも銃や狙撃に関するディテールのミスは散見しますが、僕は欠点よりも長所について書くほうが好きです。


『ハート・ロッカー』
 掘り出しものとかいいつつ、まずは有名どころで。
 基本的には爆弾処理班の映画なんですが、中盤に狙撃対決の場面があります。
 ここで距離感と身体感覚を刺激するのが「銃声」です。よくできてるんですよ。たいていのライフル弾は超音速なので、着弾のあとに銃声がきます。つまり「音」でも「距離」は表現できるわけです。目の前でいきなり兵士が撃たれて倒れて、何が起きたか理解できないほんの一瞬の「間」。これが恐怖と緊張感を煽り、効果的な遠景もタイミングよく挿入されて、見事な狙撃シーンとなりました。
 見逃してはいけないのは、バレットを構えて持久戦に入った兵士たちにまとわりつく「ハエ」の描写。目のすぐ近くをハエがうろついても兵士たちは気にもしない。この描写によって戦場の特殊性や兵士たちの緊張感が皮膚感覚として伝わってくる。そして持久戦の合間に飲むジュースの美味そうなこと! こういった肉体言語の表現が、『ハート・ロッカー』狙撃シーンの完成度をより高いものにしています。


『山猫は眠らない4』
 2作目、3作目がいまいちな出来だったため、この「4」は最初からチェックしていないという人は意外と多いのではないでしょうか。でも、僕はこの映画がわりとお気に入りです。
 中盤、1作目でベケットの相棒だったミラーが射撃教官として登場。そして主人公はベケットの息子!(狙撃小説の第一人者スティーヴン・ハンターの「スワガー・サーガ」と少し似たシリーズ展開になってきているのが面白いです)
 ミラーが主人公に狙撃を教えるシーンでこんな会話があります。
「距離は?」
「200ヤード」
「なぜわかった?」
“Through the scope.He's 10mils high”
(スコープを通して見ると、やつは10ミルの高さだ)
 このセリフが、吹き替え版や日本語字幕では上手く反映されていません。しかし、英語でははっきりと上記のように言っている。
 1ミルは、1000メートル離れた場所から幅1メートルのものを見たときの角度を示します。狙撃手たちはスコープに刻まれたミル単位のドット(ミルドット)を使い、敵の大きさや敵までの距離を測定する(とはいえ、最近は測距用のレーザーもどんどんコンパクトになっているし、iPhoneにダウンロードできるような射撃補佐ソフトも出てきているので、ミルドットの使用頻度は減っているかもしれません)。
 さりげないセリフですが、こういうところに制作したスタッフの志の高さがちょっと出ているなー、と思うのです。
 狙撃描写を生理的に気持ちよく描くためのテクニックのひとつとして「破壊力」の表現があります。この映画の見どころはやっぱりツルベロ社の12.7ミリ狙撃銃。盛り上げてくれますよ!
(『山猫は眠らない4』予告編)



『電脳警察』
 カンフーだけでなく、昔から銃撃戦にも強い香港映画。この『電脳警察』はちょっと昔の映画で、ゲーム好きのややボンクラなIT系ビジネスマンが、CIAがらみの陰謀に巻き込まれていく内容。シンガポール合作。狙撃シーン自体は短いのですが、そのぶん強烈! アンチ・マテリアル・ライフルで、容疑者護送中の警察車両にボコボコと大穴を開けていきます。大口径ライフルの破壊力を考慮すると、車両を蜂の巣にするのは「正しい使い方」です。たくさんありそうなのに、意外と映画ではあまり見かけないんですよね、そういうシチュエーション。アンチ・マテリアル・ライフル連射の他にも、ナイフピストルやアタッシェケース収納MP5などが登場し、銃器好きなら一度見ておいて損はない内容!
(『電脳警察』予告編)



『スナイパー:神槍手』
 僕が最近観たスナイパーもののなかでは一番好きな一本かも。
「スナイパー」というタイトルの映画はたくさんありますが、これは香港映画枠です。狙撃銃を抱えた特殊部隊が、香港の美しい街並みを舞台にアクションするという絵面だけでも高得点。狙撃を演出するのには距離感が重要であり、距離感を出すためにはカメラを引いた「遠景」が必要になり、その「遠景」が力を持っていれば自然とそれは優れたシーンになり得るわけです。香港の風景は、都市型スナイパーを描写するのにぴったり。
 あと、この映画には大事なポイントがあります。
 それは、スコープを覗いても「片目をつぶらない」こと。
 プロのスナイパーたちは、両目を開けたまま狙いをつけます。これは、片目だけを閉じるともう片方への負担が増し、神経が疲れやすくなるので、それを防ぐためだとか。狙撃関係の本にはよく書いてある知識なのですが、実践している映画は本当に少ない! そういう意味ではこの『スナイパー:神槍手』は貴重な映画です。


『ドラゴン・スクワッド』
 ストイックな狙撃もいいのですが、たまにはとことん派手さを追求したものがあってもいいんじゃないでしょうか。この映画の狙撃手対決は、ディテールは雑ですがとにかく派手! そしてスタイリッシュ! 思いついたことはなんでもやっちゃう、いかにも香港らしいサービス精神旺盛なポリスアクション。リアリティの追求には限度があるので、美しさにこだわった銃撃戦バレエに特化するのも一つの方向性だと思います。
(『ドラゴン・スクワッド』予告編)

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