2016/10/08

読んだ本、観た映画。2016/10/08

DMMゲームズの新作PCブラウザゲーム『ガールズシンフォニー』事前登録開始です。
自分は世界観設定とメインシナリオを担当しました。
ゲームの制作は『花騎士』でお馴染みのyourGamesさま。「音楽」がテーマのファンタジーRPGです。
http://www.dmm.com/netgame/feature/symphony.html

アン・ウォームズリー著『プリズン・ブック・クラブ』ってのを読んだんですが、
人生のベスト10に入るかもしれない名著でした。
二人の女性ジャーナリストが、刑務所内に「読書会」を作って受刑者との交流をはかる……というノンフィクション。
この本を読んだらもっと本を読みたくなります。
受刑者たちが刑務所読書会を通して数々の名著について激論を交わす場面にものすごい高揚感がある。
そして二人の女性ジャーナリスト以外全員犯罪歴があるので、
犯罪小説に関しては「それはありえねえ」「俺ならそうはしねえ」と採点が厳しい。


BDでホラー映画『死霊館 エンフィールド事件』を観ました。
これ自分の周囲で大変好評だったんですが、実際面白かった!
超常現象研究家、怪奇探偵エド&ロレイン夫妻は今作も絶好調。
「怖い!」「心温まるいい話」「怖い!」「いい話」「怖い!」の繰り返しで革命的なテンポの良さ。
ミステリー的な興奮や活劇的なカタルシスもあり本当によくできてます。

『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン6観賞。
「最近ちょっとあからさまな尺稼ぎ多くないですか……」とか
「同じことの繰り返しでなかなかストーリーが前に進まない!」とか
不満タラタラだったんですが、後半の展開がすごすぎてもう全部吹き飛びました。
ファンタジー戦争描写の最高峰だと思います。このドラマの馬は強い! 怖い!

『エンド・オブ・キングダム』のBDが届いたので観ながら仕事してます。
前作でアメリカの副大統領と韓国の首相を殺したので、
「新作じゃ各国の首脳を前の倍以上殺そうぜ!」というまともじゃないスケールアップを果たしたアクション映画。
この映画を観るとシークレットサービスの概念が揺らぐ。
歴史的建造物総爆破。テロ攻撃で戦場と化したロンドンを、
アメリカ大統領とその警護役がふたりきりで逃げ回ったり戦ったりする。
途中から、移動手段は基本的に徒歩!
そんな狂ったプロットを派手な銃撃戦と男の友情で押し切る爽快虐殺系エンターテイメント。
主人公はシークレットサービスの殺人マシーン、マイク・バニング(ジェラルド・バトラー)。
完全に無力化した殺す必要のない敵も、安心のためにとりあえずとどめは刺しておく、
いそうでいなかったテキパキ系アクションヒーロー。


タランティーノの『ヘイトフル・エイト』。
これ3時間近くあって、劇場公開時まったく時間がなかったこともあって最近BDで観賞することになったんですが、
まあ大後悔です。
これは映画館で観ておくべき映画でした。
同じ監督でもジャンゴのほうが好きな映画ではあるけど、これも超面白かったです。
スーサイドスクワッドよりもよほど極悪な連中!
2016/09/06

最近の、映画や本の話。

『君の名は。』観てきました。
『ほしのこえ』でバンバン泣かされて以降ずっと新海誠監督作品のファンです。
それはもう美しい劇場アニメでした。男の子も女の子も、全力疾走する姿がとても良い。
この映画を観て「面白かった!」というかたには、
『オーロラの彼方へ』って映画もおすすめします。

最近読んだ本。
夏見正隆著『ダンシング・ウィズ・トムキャット』
僕は夏見先生の空戦描写が大好きなので、実は新刊が出たら必ず買っている作家さんの一人です。
ダンシング・ウィズ~は、ミリタリーだけでなく
ヒロイン祥子とオーストラリア海軍の士官候補生サラの掛け合いも面白くてオススメの一冊。

引き続き最近読んだ本。
ジェレミー・スケイヒル著『アメリカの卑劣な戦争』(上・下)
これ、タイトルあまりよくないなあと思いました。じゃあ卑劣じゃない戦争ってどんなんだろうっていう。
ちなみに原題は「DIRTY WARS」。ここ20年くらいの米軍非正規戦史をドンとまとめた読み応えがある上下巻。

あのP.Wシンガーが小説を書いた! ってなわけで自分の中で大変盛り上がった
P.Wシンガー、オーガスト・コール共著『中国軍を駆逐せよ! ゴーストフリート出撃す』
これもタイトルよくないなあと思うのですが(原題は『GHOST FLEET』)、内容は文句なしで面白いですよ!
近未来(2026年)の米中戦争を、かなりリアルめにシミュレートした一冊。
とはいえエンターテイメントなので、アクション映画のような見せ場が満載。
いらない子扱いされていたズムウォルト級が大活躍!


マーク・グリーニー著『暗殺者の反撃』
暗殺者グレイマンシリーズ最新作、通算五作目。
一作目からずっとCIAに追われていた暗殺者の主人公が、今回でとうとう反撃開始……!
ここまで長かった……そして面白かった!
ジェットコースターみたいな読み心地にクラクラしました。


ちょっと雑談。
ある打ち合わせで。担当の女性編集者さんが
「『シン・ゴジラ』を7回観て、最近はセリフもほとんど頭に入ってしまったので、記者会見シーンの手話まで覚え始めた」
と言い出して、すごく頼りになる人なのでは……と思いました。

ここから最近観た映像関係の話。
ネットフリックスのドラマ『ストレンジャー・シングス』 第二話まで観たんですが腰が抜けるほど面白い……!
田舎町で冴えない日々を送る中学生たちがテーブルトークRPGをやっているオープニング、
そこで起きる異様な失踪事件、殺人事件、ふらりと現れた謎の少女……。最終回どうなるんだろう。

amazonプライムビデオで『ジャン・クロード・バン・ジョンソン』観ました。
俳優ジャン・クロード・バンダムは、実は暗号名「ジョンソン」を持つ極秘工作員でもあった!
というアクションドラマ。メタなネタが連発。
劇中劇の「アクション映画版トムソーヤ」がめちゃくちゃつまらなさそうで良い。

映画『デイライツ・エンド』をDVDで観賞。
ゾンビっぽい吸血鬼が山ほど出てくるガンアクション。
『ルール 無法都市』の監督さんなので、銃の取り扱いが本当にかっこいい!
主人公のメインウェポンがサプレッサーつきのM14なんてのも変わってます。
どの登場人物も、アサルトライフルを撃ち切ったあとハンドガンにスイッチする動作がすごく自然で気持ちいいです。
主人公が、状況に応じてライフルを左右で構え直すのも芸が細かい……! 

『インサイダーズ/内部者たち』という韓国映画をBDで観賞。
この映画に登場する政治家・役人の頭のなかは、汚職、コネ、性接待、暴力でいっぱい。
『シン・ゴジラ』とはある意味真逆の方向性を突っ走る残酷サスペンス。
汚い騙し合いの果てに華麗などんでん返しもあって超面白かったです……!

ポール・フェイグ監督『スパイ』をBDで観ました。これ最高ですよ本当に!
ぽっちゃり気味の中年女性が突如スパイになって、セクシーな男たちと共に七転八倒の大活躍。
『トロピックサンダー』とか好きな人は必見。アクションも残酷シーンもある!

ポール・フェイグ監督は新しい『ゴーストバスターズ』の監督でもあるので、
完全に「新作が出たら必ず観る」リスト入りです。
『スパイ』は主人公(メリッサ・マッカーシー)の造形がとても魅力的なので、
周囲の男性陣もいつもよりカッコよく見える。そして50セントファンにはたまらないサービスも。

新しい『ゴーストバスターズ』も観ました。もー大好きな映画です。特にホルツマンですよホルツマン。
ケイト・マッキノン演じる原子力エンジニア、ホルツマン。
彼女はもちろん、この映画の登場人物全員最高に好きになってしまったので、
お願いしますから続編作ってください。必ず観ます。
2016/06/23

新刊の告知と近況報告。

まずは新刊の告知から。
漫画原作、ストーリー協力の仕事、やってます。




『魔法少女特殊戦あすか』3巻。
『彼女と旅する崩壊後世界(ポストアポカリプス)』1巻。
どちらも7月後半発売です。ぜひぜひ。よろしくお願いいたします。


近況報告……というか、
ここからは映画や読んだ本の話。
超話題の『貞子vs伽椰子』観ましたよ。白石監督っぽい恐怖演出、霊能者描写もたっぷりで
『ノロイ』『オカルト』『コワすぎ』ファンは観て損なしの一本。
ネタバレ避けたいので、内容についてはこれ以上書けません。
劇場内は悲鳴あり笑いありで大変盛り上がってました。

ちょっと前ですが『デッドプール』観ました。
もーたくさん笑ったし、カッコ良かったし、拷問シーンもあったしで言うことなしです。
山ほど小ネタが仕込まれていて、一刻も早く二回目観たい! ってなります。
国際女性デーのプレイで、ますますライアン・レイノルズ好きになりました。
僕は作家であり脚本家でもあるので、『デッドプール』のオープニングクレジットだけで完璧に心をつかまれました。
思わずブフッて吹き出しましたもん。
どういうことかは、観た人にはもう伝わってるはず。観ればわかります……!

で、デップー関連だとアメコミも。
『ケーブル&デッドプール:青の洗礼』を読み終えました。
映画も面白かったんで、いいタイミングで出た本だなー、と思います。
帯に「ケブデプ? デプケブ?」と書いてあって笑ってしまった。
デップーがケーブルに「お前がオレのバイアグラかもな……」なんて言っちゃう。
ピンだとなかなか話を動かしにくいデップーですが、ケーブルと組むといい化学反応が起きる。

『ズートピア』も観てますよ。噂通りの面白さでした……!
序盤30分だけで何度も泣きそうになった。動物キャラクターの皮をかぶった事実上のウォルター・ヒル映画です。
ディズニーはすぐに『ズートピアPart2 帰ってきた二人』を作ってくださいお願いします!
『ズートピア』観てて思い出したこと。
僕は自分の作品でもよくやるんですが、
「恋愛関係にならない男女のコンビ」がすごく好きなんですよ。
実際、知り合いにも何人かそういう人がいますし。

そして、大好きだったあのシリーズが終わってしまった……!
バリー・ライガ著の青春ミステリー「さよならシリアルキラー」シリーズ。
その完結編『ラスト・ウィンター・マーダー』読了です。
アメリカ犯罪史上最悪の猟奇殺人犯の息子として生まれた主人公ジャズが、様々な事件を解決していく。
早い段階でオチが読めるものの、それでも十二分に面白かったです……!

で、とにかくおすすめなのが、
ドン・ウィンズロウ『ザ・カルテル』(上下巻)。
すごかった……。
アメリカとメキシコが舞台の麻薬戦争黙示録。
麻薬捜査官ケラーが果てのない暴力の地獄に落ちていく。
前作『犬の力』も合わせて、人類が書いてきた小説のなかでもトップクラスの面白さだと思います。

2016/04/20

最近のTwitterまとめ。2016年4月まで。

最近のTwitterからまとめ。

ちょっとだけ仕事の話。
自分が脚本を担当しました映画、正式タイトル『バイオハザード:ヴェンデッタ』に決定。
そしてバイクのドゥカティとコラボですって。監督がどんなチェイスを仕上げるのか僕も楽しみです!
で、7月放送のTVアニメ『ベルセルク』でシリーズ構成と脚本をやってます。
漫画原作やストーリー協力。
『魔法少女特殊戦あすか』『マーメイド・ラヴァーズ』
『王様達のヴァイキング』『彼女と旅する崩壊後世界』も引き続きよろしくお願いいたします……!

読んだ本、漫画の話。
アメコミ、DCコミックスの『フォーエバー・イービル』を読みましたよ。
『バットマンVスーパーマン』でも存在感を発揮していた悪役レックス・ルーサーがこの漫画の主人公。
「悪役たちが、不本意ながらもっと悪い連中と戦う」という僕が大好きなヤツです。
ホロリくるところもあって大満足。

如意自在著、まんがタイムきららフォワード連載『はるかなレシーブ』の単行本一巻を読む。
百合度の高いビーチバレー漫画なんですが、あまりに自分の好みすぎて圧倒的な多幸感に包まれました。
ありそうでなかったこういうビーチバレー漫画! 熱烈にアニメ化希望です(気が早い)。


東山彰良著『ブラックライダー』上・下巻読了。
西部劇とポストアポカリプスと寄生虫SFパニックが同時に楽しめるという超欲張りかつ壮大なバイオレンス・アクション。
容赦のない展開と乾いた暴力描写にシビれっぱなしでした。

ドン・ウィンズロウの新作『報復』読了。とんでもなく面白かった!
元特殊部隊員の主人公が、妻子の復讐のため世界中で戦う!
『ストリート・キッズ』も『フランキーマシーンの冬』も『犬の力』も面白かったけど、
今作はぐっとミリタリーファン向けの仕上がり。
これはもう映画にするしかないでしょうと読みながら思った。
監督はピエール・モレルかスコット・ウォー(『ネイビーシールズ』『ニード・フォー・スピード』)で。
主演はトム・ハーディかライアン・ゴズリングが個人的に観てみたいです。

ゴード・ロロ著『ジグソーマン』読了。
交通事故で妻と息子を亡くした主人公。
仕事をやめてホームレスになり、自暴自棄な毎日を送っていた。
そこに現れる白いリムジンと謎の男。
「右腕を一本200万ドルで売らないか?」
異様な誘いにのったのが運の尽き。とてつもない恐怖、狂気の傑作。

ベン・H・ウィンタース『世界の終わりの七日間』読了。
シリーズ一作目『地上最後の刑事』二作目『カウントダウン・シティ』を経て、この本で三部作完結。
「崩壊後の世界(ポストアポカリプス)」ではなく、
「崩壊直前(プレアポカリプス)の世界」を描いたSFハードボイルド。面白かった!

バリー・ライガ著『殺人者たちの王』読了。創元推理文庫。
全米最悪の猟奇殺人犯を父に持つ主人公ジャズが難事件に挑む。
青春ミステリー『さよなら、シリアルキラー』の続編。
超面白かったけれども、三部作の二部作目なのでとんでもない終わり方をする。
スターウォーズで言えばEP5『帝国の逆襲』


ここから海外ドラマの感想。

ネトフリで海外の法廷ドラマ『殺人を無罪にする方法』を観始める。
第1シーズン、結末次第というところもあるんですが、脚本・構成の完成度がめちゃくちゃ高くてびっくりしました。
あと、いわゆる「お色気担当」が男キャラで、男が男を口説くシーンがたくさんあるのが面白い。

huluで海外ドラマ『ザ・ラストシップ』観賞。
ミリタリーアクションとパンデミックパニックを組み合わせた超派手な作品。
こんなに戦闘シーンカッコイイならもっと早く観ておけばよかった!
大好きな作品になりそうだけど、内容が内容だけにダレ場は覚悟しておきます。
『ザ・ラストシップ』の主人公の一人と言っていい「駆逐艦ネイサン・ジェームズ」。
5インチ単装砲が「キュイーン」と動く度に、あまりに頼もしい&可愛らしくて身悶えする。

amazonビデオで配信が始まった海外ドラマ『マッド・ドッグス』がめちゃくちゃ面白い!
ベリーズ諸島の豪華な別荘に、大学の同級生だった五人組が同窓会で集まる。
観光地を満喫する五人だったが、ある夜のパーティー、
「猫が入ってきた」
というセリフの瞬間すべてが崩壊。急転直下の犯罪ドラマ。
「海外で犯罪に巻き込まれたド素人のグダグダっぷり」という、
本来とても物語化しにくい要素をしっかりとした筋立てに仕上げているのが楽しかったです。
バイオレンスシーンがいつも唐突なので心臓に悪い。


映画の話題。

シャマラン新作『ヴィジット』これは怖い。面白い。
幼い姉弟が、田舎の祖父母の家に泊まりがけで遊びにいくが何かがおかしい。
そして「ある事実」が判明した瞬間、自分のキモがキュッと縮こまって冷えていくのが実感できました。
でも二回目を観たらコメディっぽく感じるという一粒で二度美味しい映画。

二回目三回目はさておき、初見の『ヴィジット』は本当に怖いと思う。
もう途中からはおばあちゃんがクッキー食べてるだけで怖い。
明らかに嫌な物音がして怖い。そして弟くんのラップは癒やし。

映画『葉問(イップ・マン)3』を香港盤ブルーレイで観ました。
そのうち日本公開されると思うのですが、僕はせっかちなので輸入に頼ってしまうのです。
もう50歳過ぎてるはずなのに、まだまだベストバウトを更新していくドニー・イェンは本当に凄い。
あと、今回ドニーと戦うマイク・タイソンはさすがにボクシングが上手かったです(そりゃそうだ)。

少し前に試写会で『ボーダーライン(原題 Sicario)』観ました。
仁義なきアメリカ・メキシコ麻薬戦争サスペンス。超面白かったです。
ヘビー級の見応え、後味の悪さ。全編を貫く無力感と部外者感。意図的に爽快感が排除されたアクション。
文句なしの画作り。嫌な映画だけど一見の価値ありです。

映画『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』観てきましたよ。
ここ最近のドラ映画のなかでは一番面白かった……!
特に、原始人の少年ククルの表情や作画が素晴らしかったです。
もしも俺がギガゾンビだったらククルは「せっかくだから……」ってな感じであれやこれや拷問されてたと思う。

『マイ・インターン』 
バリバリ働く女性社長(アン・ハサウェイ)と、その部下になった老人(ロバート・デ・ニーロ)の素敵な友情物語。
「理知的で清潔感があって、女性の仕事に理解を示し、決して他人をバカにしない男」が
周囲にいい影響を与えていくという、すごくまっとうな映画です。おすすめ。
ちなみに『マイ・インターン』は吹き替え版のほうがおすすめです。
最近、個人的には洋画字幕の情報量が少なすぎる印象。
吹き替え版のほうが楽しめる映画が増えてきました。
まあ、こういうこと言い出すと最終的には英語勉強しようぜ、ってなっちゃうんですが……。

ジャッキーの新作『ドラゴン・ブレイド』!
ここ十年くらいのジャッキー映画では一番のデキだと思うんですがどうでしょう。
濃厚な男同士の友情に絡むのは、極悪非道な嫉妬の鬼を演じるエイドリアン・ブロディ。
アクションもいいし、たくさん人が死んで悲しい。いい映画です。
2015/10/19

2015/10/19

最近のTwitterなどからまとめ。

 アサウラさんと一緒に、高級スーツのスパイ映画『キングスマン』観てきましたよ。観た直後は、オーダーメードのスーツ以外すべてダサく感じるという恐るべき映画。アクションが凄い。笑えるし、燃える展開もある。悪趣味だなー! と思うところはあるもののとにかく気に入りました。面白い!
『キングスマン』のコリン・ファースは素晴らしかった。スーツ姿で、ただ歩くだけ、立っているだけでシビれるほどカッコ良かった。この映画の影響で、完全にコリン・ファースのイメージがアクション俳優に上書きされてしまった。これでもう『96時間』以降のリーアム・ニーソン路線もいけます。
 キングスマンにはいいところがたくさんあるのですが、やっぱりアクションが凄かった。カメラワークに癖があって、何かが普通のアクションと違うんだけど、僕は別に撮影技法に詳しいわけではないのでその「何か」がわからない……! 大画面で観るべき迫力だと思います。

 もうちょっとキングスマンの話。コリン・ファースとマーク・ストロングの演技やキャラクターがすごくよくて、完全に主人公のタロン・エガートンの損をしてますね。あとこの映画、主人公たちの側が、フツーの娯楽映画なら許されないレベルの「ある行為」を平然とやっちゃうあたりが特に好きです。気持ちいいシーンですよ例の花火。
『キングスマン』でさらにファンが増えそうな「マーリン」ことマーク・ストロング。僕が一番好きなマーク・ストロングは『ビトレイヤー』に出てるとき。ジェームズ・マカヴォイも出てて二度美味しい。夜のロンドンを背景にした美しい銃撃戦が楽しめます。

 そして『キングスマン』原作のコミックのほうも買って読みました。もちろん原作と映画には色々と違いがあって、個人的には映画版のほうが面白かったです。マーク・ミラーは倫理観に偏りがあるので、こう……引っかかるポイントも多いのですが、好きなポイントが好きすぎるので結局好きだ。

 マーク・ミラーつながりで新作アメコミの話。『ネメシス』読みましたよ。スーパーヴィラン(悪役)が主人公で、とにかく殺しまくる。普通だったら漫画の主人公にするときは「悪党だけど根はいいやつ」みたいな設定があったりもしますが、ネメシスにはそういうの一切なし。好き嫌いがはっきり分かれそうな怪作。



 ここからは少し読んだ本の話で。
 ジュリオ・トノーニ、マルチェッロ・マッスィミーニ著『意識はいつ生まれるのか 脳の謎に挑む統合情報理論』読了。「人の意識」に関する研究で、何が最前線なのかはとても難しいのですが、どうやらこの本は先頭集団っぽいな……という内容。こういう本読むともっと頭良くなりたいなー、と思います。


 小池みき著『同居人の美少女がレズビアンだった件。』読みました。恋愛エッセイ漫画としても楽しめるし、セクシャルマイノリティの権利問題にもきちんと触れていて、読みやすいのに読み応えがある! フランスの同性婚はこういう風になってんのかー、とフツーに勉強になりました。おすすめ。

 これ読んでしばらくしたあと、Eテレの番組で実物の牧村朝子さんと森ガールの姿を拝見しました。あまりにも漫画『同居人の美少女がレズビアンだった件。』のイメージそのままだったので、ちょっと感動。


 スティーブン・ピンカーの『暴力の人類史』上下巻読了。合わせて1200ページくらい。字数も多くて情報量みっちりの大著。もうとにかくデータ量が膨大。プロが山ほど集めたデータをもとに、人類の暴力を分析していく。「世の中どんどん悪くなっていく」なんてのはやはり大嘘だった、という内容。「戦争の頻度が減少すると、破壊性が増大する」「女性の権利が拡張された社会ほど治安がいい」「聖書に記された大量虐殺の死亡者数は120万人、これにはノアの大洪水の被害者は含まれない」などなど……大量のデータを読み解いて、ピンカー先生が人類史を新しい視点で解説する。「あれれ? ピンカー先生それは極論じゃない?」と疑問符がつくところがないわけではありませんが、それでも読む価値のある本です。


 読んだ本もう一冊。小林宏明著『銃を読み解く23講』
 僕が大好きな銃器研究家であり翻訳家でもある小林宏明先生の新刊。
「最近銃が好きになったけど、もっと詳しくなりたい!」という感じのひとにぴったりの一冊です。
 イアン・フレミングからアメリカの銃器バラエティ番組まで。幅広い情報満載。



 ここからまた映画の話。
『メイズランナー』をレンタルで観賞。これ劇場で観ておけばよかった! 記憶喪失の少年ばかりが集められた、壁に囲まれた村。その壁の内部は巨大迷路! 迷路には不気味な怪物がいる。主人公がとにかくイイヤツでカッコイイのでグイグイ物語に引きこまれる。もうすぐ公開の続編は劇場で観ます。

 BDでドキュメント映画『ホドロフスキーのDUNE』観ました。面白い面白いと評判は聞いてたんですが、本当に面白かった……! 映画作りは狂気だ! ただのスタッフじゃない、魂の戦士だ! 映画制作内幕ものとしても、変化球の青春映画としても楽しめる一粒で二度美味しい内容。ええ話。


 似たような邦題の戦争映画を立て続けに観賞。
 ポーランド映画の『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』と、
 ロシア・ベラルーシ合作映画『ブレスト要塞大攻防戦』。
 どっちもめちゃくちゃ暗くて、英雄は出てこないし輝かしい勝利もない。すごくいい映画だった。

『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』
 歴史に詳しい人ならタイトルだけでもピンとくる、「ワルシャワ蜂起」を描いた戦争悲劇。胸に嫌なものが残る重い描写が特徴的な映画。大爆発のあと、巻き込まれた人間の血と肉片が雨みたいに降ってきたりします。

『ブレスト要塞大攻防戦』
 ソ連の要塞都市ブレストが、ドイツ軍の攻撃を受ける。そこから始まる絶望的な戦いを、軍楽隊の少年兵の目を通して描く。虐殺の地獄絵図に、急降下爆撃に、圧倒的な火薬量。ラストはしんみり泣けます。

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』観ました。劇場公開時に超高評価だったのも納得。殺人も爆発もない映画でこんなに幸せな気分になったのは久しぶりです。出てくる料理の美味そうなこと美味そうなこと。音楽も物語も最高。うわー。大好きだこの映画……!

 マッドマックスのゲーム版。プレイ中に、主人公マックスが体力回復のためにいきなり死体の肉を食べ始めたんで、「おいおい大丈夫かこのゲーム」と思ったんですが、よく見たら死体にわいたウジ虫を食べているだけだったので一安心。トロフィーももらえた。

 PS4ゲーム版の『マッドマックス』プレイしてるんですが、オープニングだけで度肝を抜かれてしまいました。ゲーム版のキャラクター、スクロタス将軍はイモータン・ジョーの息子のひとり! 初めて人を殺したのは7歳のとき。アクセサリー感覚で生首を持ち歩くナイスガイです。
「神とドライブシャフトの信仰的共生だ!」なんてセリフが出てきて、ゲーム版のスタッフも『怒りのデス・ロード』の世界観を深めていこうとしてるのが伝わってきてワクワクします。「シリンダーは8個じゃないと話にならん!」
 マッドマックスのゲーム版、脇役陣も強烈なやつばっかり。そのなかでも特にお気に入りが砦のボス「ピンクアイ」。エンジン付き車椅子に乗った足のない老婆で、原子力発電所のサイロをそのまま要塞に改造してしまったという尖りっぷり。このキャラクターはセリフもいちいちかっこよくえ楽しい。


 せっかくネットフリックスのサービスが始まったので、仕事しながら海外ドラマを観まくっています。個人的に一番盛り上がったのは『ナルコス』。『エリート・スクワッド』シリーズで映画ファンの度肝を抜いたジョゼ・パジーリャ監督が仕掛ける麻薬戦争ドラマ。パブロ・エスコバル出てくるよ!
 海外ドラマ『ナルコス』。主人公はアメリカのDEA(麻薬取締局)捜査官。そしてもうひとりの主人公は実在の麻薬王パブロ・エスコバル。警察官を落ち着いた口調で脅迫するパブロの怖さはもはやホラー映画。第一話から決め台詞「プラタ・オ・プロモ(金か銃弾か)」が出てきてテンション上がります。

 ウォシャウスキー姉弟のネットフリックスドラマ『センス8』ずっと観てます。
 これすごいですよ! 世界各地に散らばった人種もセクシャリティも異なる8人の男女がテレパシーでつながって、状況に応じて人格やスキルを交換しながらそれぞれ巨悪に立ち向かっていく。序盤ちょっとかったるいなー、と思っても、第3話過ぎてからがやばい。『センス8』の第一シーズン。本当に見事な最終回。そして第二シーズン決まっててよかった……。決してスーパーではないが、ひとりひとりが特別な八人のヒーロー、ヒロインたちの物語。