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2019/12/29

今年後半読んだ本

ハンス・ロスリング著『ファクトフルネス 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 
これめちゃくちゃおすすめですよ。とにかくデータです。統計です。
それさえおろそかにしなければどんどん間違いを減らせます……という感じの本。

アンドリュー・ショーン・グリア著『レス』 
主人公は冴えない中年男で売れない作家。
元カレの結婚式になんとしても出席したくない! という理由で世界中を巡る旅に出る。
ケラケラ笑えて時にホロリとくる。面白いです!
作中に出てきた「吸血鬼のように読め、フランケンシュタインのように書け」っていい言葉だな……。

ドン・ウィンズロウ『ザ・ボーダー』上下巻読了。すごかった!
超弩級の読み応えでした……。
『犬の力』『ザ・カルテル』と続いてきた麻薬戦争三部作の完結編。
魅力的な登場人物がたくさん出てくるものの、誰がいつ死ぬかわからないから最後まで気が抜けなかったです。

移動中の電車内で中国SF小説『三体』読了。
今さらですがめちゃくちゃ面白かった…。「計算陣形!」のくだり楽しすぎて心底ぶっ飛んだ。

キャスリーン・ケイト著『ダラスの赤い髪』
かっこよくて先が読めない。スリリングで面白い!
レズビアンの刑事が主人公のハードボイルド。
後半の暴力描写が想像してたよりだいぶキツかった。

渡辺浩弐先生の『令和元年のゲーム・キッズ』
めちゃくちゃおすすめですよ!
いわゆるショートショート小説集なんですが、
どのお話も「新しい法律により、50歳以上は国によって処分される未来日本」という世界観は共通。
本当に切れ味が鋭く、読んでる間ずっと価値観や倫理観を揺さぶられます。

ものすごく面白い本を読んでしまった……!
『機械カニバリズム 人間なきあとの人類学へ 』(講談社選書メチエ) 久保 明教(著) 
人間と機械(人工知能など)の関係性を、
将棋電王戦からフーコーや小説『何者』まで幅広い例をあげながら新たな視点で読み解いていく。
この作者は、将棋電王戦における人間VS将棋用AIの対局を評して
「異質な評価基準と出会うことで自らの基準が完全に相対化される」
みたいなめちゃくちゃ頭良くてかっこいい文章を書いちゃうんですよ。興奮した。
人工知能の話はもちろん、
Twitter独特の話法とはなんなのか、既読スルーとはなんなのか、炎上とはなんなのか……
といった具合の身近な話題にもズバズバ切り込んでいって新たな視点を教えてくれます。