2011/09/21

世界侵略:ロサンゼルス決戦

「撤退NO!」(←観た人には伝わる)
『世界侵略:ロサンゼルス決戦』観てきました。あちこちですでに言われてますが『インディペンデンス・デイ』じゃなくて『ブラックホーク・ダウン』でした。僕は映画の銃声や爆発音を聞くと心が落ち着くので、もう劇場で三回目。本当に延々と戦闘シーンが続くので、合わない人には合わないかも。
「軍曹は現場の要」という戦争映画の基本中の基本を押さえた人物配置で、エイリアンたちはまったく話の通じない「ただの敵」であり、不必要なドラマは限界まで排除されている。一言で表現するなら「潔い」映画です。
 脚本にはいくつか穴があります。後半の停電関係とか。
 でも、僕は派手な場面やわかりやすさのために多少の嘘をつくのはアリだと思っているので、全然許容範囲内でした。
 エイリアンの描写については賛否がわかれそうですが、腹に響く重低音をともなう音響とリアルな視覚効果がこの映画の「主役」と考えるならば、これも無視できる欠点です。
 宇宙人(モンスター)の解剖シーンがある映画に駄作なし、と勝手に思ってるんですがいかがでしょう。『エイリアン』とか『ブレイド2』とか。



 全体的な雰囲気がなんとなくゲームっぽいかもしれません。たとえば『コール・オブ・デューティ:モダンウォーフェア2』アメリカ陸軍第75レンジャー連隊のチャプター。『COD・MW2』と『ロサンゼルス決戦』の印象的な共通点といえば、(アメリカ国内の)典型的な住宅地の路地裏や庭を進んでいく完全武装の兵士、というビジュアルです。いかにも「9・11」後のフィクションという感じ。
 アメリカの映画雑誌で、『ランボー4 最後の戦場』が「素晴らしい! まるで『コール・オブ・デューティ』のような撃ちまくりの映画だ!」と評価されたことがあります。それを見て、ずいぶん時代も変わったものだと思いました。
 映画は、ゲームに影響を与え続けてきた。
 ところが、ここ最近は、ゲーム的な演出(いわゆるFPSのようなカメラワークなど)を取り入れる実写映画がどんどん増えている。エドガー・ライトの『スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団』なんて、まさにそんなゲーム世代の監督の仕事です。ターセム監督の『インモータルズ』の予告編を見ると、隠しようがないほど『ゴッド・オブ・ウォー』の影響を受けている。ゲームと映画が高いレベルで融合しつつある現状、その最先端の作品の一つがこの『ロサンゼルス決戦』ではないでしょうか。
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