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2021/06/30

2021前半映画まとめ。

とある仕事で参考にするために最近いろんなアクション映画の新作を観ています。気合いが入ってるかどうかとにかく最初のバトルでだいたいわかる。できるアクション監督が仕切った映画はもう地味なタックルや脇役の吹っ飛びかたでさえもぜんぜん違う。

『ジャスティス・リーグ』のスナイダーカット。長い! スローモーション多すぎ! でも確実に先に公開された映画版より面白かったです。この尺がないとフラッシュとサイボーグのキャラクターが立たないという。ダークな印象に変更された色調もいい感じ。

『閃光のハサウェイ』観ました! 評判通りのすごい映画だった。久しぶりにモビルスーツ戦闘描写で鳥肌立ちました。一発でアニメ版ハサウェイにメロメロになってしまったので、このあとの展開が本当にツラそうで今から落ち込んでる(もちろん原作既読)。

モータルコンバット、映画の新作が劇場で鑑賞できるなんて夢みたいだ。ゲームの海外版入手してプレイする程度には好きですモーコン。とはいえ今回の映画、正直キャラクター描写と脚本はもうちょい頑張ってほしかった……。劇場の大画面で残酷描写観れるのは楽しいし、真田広之が活躍する場面は全部最高。

『Mr.ノーバディ』も観ました。「なめてた相手が殺人マシン」ジャンルに「中年の危機克服」テイストを絡めた一発。超良かった。僕もいいトシなので、こういう中年男大爆発みたいな映画は本当に元気が出る。

劇場版レヴュースタァライトめちゃくちゃ面白かった……。全人類に観てほしい。ぶっ飛んだ内容なので、こっちは「切腹と介錯って百合だよね……」みたいなトンチキな感想しかつぶやけない。

ネットフリックス映画『エクストレモ』観ました。とにかく格闘シーンが多いギャング復讐映画。盛りだくさんでチャンバラも2丁拳銃もある! 主人公がやたらゴツいうえに戦い方がエグい。

ちょっと前の映画ですがネトフリで『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』観ました。面白かった! ものすごいトリックや派手なシーンがあるわけではないけれど、ひねりの効いたプロットと丁寧な会話のおかげで2時間ちょいがあっという間に感じる。

ネトフリ『アーミー・オブ・ザ・デッド』観ました。複雑な話でもないのにテンポが悪くて長い……(二時間半近い)。それでも主演バウティスタはかっこいいし、残酷描写もポップで楽しい。中盤活躍した虎のゾンビが最高に良かった。

アマプラオリジナル『ウィズアウト・リモース』観ました。原作はトム・クランシーの「容赦なく」。印象深いシーンはあるもののアクションはそれなり。連続ドラマの第一話スペシャルみたいな印象。そのうち同じくアマプラで展開中のジャック・ライアン(ジョン・クラシンスキー)と合流するのかな……。

映画『ディヴァイン・フューリー/使者』観ました。「悪魔祓い、エクソシストには総合格闘技の技術があれば有利」という、ありそうでなかったオカルト格闘アクション。とにかく主人公とその師匠になる神父さんのキャラクターがいい!

ネトフリ映画『サンティネル』観ました。戦場で心に深い傷を負ったフランス軍の主人公。ボロボロの状態で帰国して、傷つけられた妹のために復讐開始。80分ちょいという時間でコンパクトにまとまっているのが良い。FAMASが大活躍する珍しい映画。後半の展開が荒っぽいんだけど僕の好みなのでヨシ!

ネトフリ映画『スペース・スウィーパーズ』観ました。面白かったおすすめ! 金に汚いチンピラたちが、一人の少女を守るうちに宇宙のヒーローになっていくという超王道娯楽大作。この手の映画にたまにある変な「ハズし」が一切なくて気持ちよかった。口が悪いロボットが藤子不二雄漫画っぽくて好き。
ちみみに「変なハズし」というのは、素直に熱く盛り上がってほしいところをしょーもないコメディ展開でスカしてきたり、キャラクターの格を落とすようなギャグが入ることを指します。邦画に多い。もちろん、僕の個人的な好みの話。

『鬼手』観ました。バイオレンス囲碁ギャンブルアクション映画『神の一手』の前日譚。囲碁、暴力、そして復讐。とにかく面白かった……! 超傑作。『刃牙』や『嘘喰い』に通じるノリがあるので、そういうのが好きな方には絶対におすすめ。

園村健介監督の『HYDRA ヒドラ』観ました。さすがにアクションシーンがよかった。手数が多くて速い! 格闘中、すごく実戦っぽいフェイントの動きもあったりして他では味わえない仕上がり。

映画『追龍』観ました。アンディ・ラウが汚職警官という意外性ゼロのキャスティングのため期待値かなり低かったのですが、とんでもなく面白くて腰が抜けそうになった。かつてない繊細な演技を見せるドニー・イェン。要所々々を引き締めるキレのいいアクション、先の読めない展開に最高の美術。超傑作。

メル・ギブソン主演の『ブルータル・ジャスティス』観ました。汚職警官、極悪非道の強盗グループ、成り上がりを企むチンピラ……手に汗握る終盤、三つ巴の攻防が本当にすごかった。派手! ということはないんですが緊迫感が尋常じゃない。

三池崇史の映画『実録・安藤昇任侠道伝 烈火』(2002)観ました。とんでもない映画だった。重機関銃撃ちまくったり、都内で対戦車ロケットを撃ったり、死んだ親分がヴァーチャルで復活したりして、観た人みんな「どこが実録だよ!」ってなると思います。面白かった……!

香港映画『ホワイト・ストーム』観た! アンディ・ラウにルイス・クー。目的は正しくても手段が狂っている主人公が、かつての弟分が仕切る麻薬組織と壮絶な死闘を展開する。派手好きの僕でも「そこまでする必要ある……?」って思ったくらいラストバトルがすごい。

香港映画『プロジェクト・グーテンベルク 贋札王』を観ました。チョウ・ユンファ、アーロン・クォックのダブル主演。ひねりのきいた脚本にファンサービスたっぷりのアクション。こだわりまくった偽札作りのディテールが最高に楽しい。

映画『タイガーハンター 水滸外伝』 タイトルでピンときた人もいるかもしれない、主人公は水滸伝の武松。これが超カッコいいカンフーアクションに仕上がってる! 出てくる虎はいかにもCGなんですが、実物の動きをすごく研究してて見応えあります。

映画『WAR!』すごかった。MI2とMr.&Mrs.スミスを足してそこにインド映画らしいダンスシーンも入る! という。伏線の回収が上手くて後半の展開にびっくりした。男の筋肉と肉弾戦に飢えてる人は急いで見るべき。

映画『ヒットマン エージェント:ジュン』ものすごい面白かった! 主人公は妻にもバカにされる売れない漫画家だが、その正体は凄腕の元暗殺者。笑いあり涙あり華麗なアクションあり。ネットで自分の漫画の感想を自演して一瞬でバレるシーンは涙なくして見られない。

映画『インビジブル・スパイ』 派手なアクション、そしてぶっ飛んだ逆転劇の連続でお腹いっぱいの娯楽大作。僕は「特殊部隊突入→失敗→地獄の市街戦」みたいな銃撃戦の流れが好きなのでそこもプラスポイント。クライマックスのアクションシーン、元ネタになったのは明らかにトム・クルーズ、キャメロン・ディアスのナイト&デイなんだけど、香港映画らしいとんでもない力技で本家超えを果たしているのがすごい。

ネトフリ映画『デンジャー・ゾーン』 近未来の戦争アクション。この映画に出てくるアメリカやロシアのロボット兵器がものすごくカッコいいので一見の価値あり。特にロシア製の重機関銃を構える動き。

最近忙しすぎて全然つぶやかない間に、戦争映画を立て続けに観賞。オーストラリア映画『デンジャー・クロース 極限着弾』 トルコ映画『オペレーション:ウルフパック』 フィリピン映画『アサルト 狙撃兵』 やっぱり戦争映画ってお国柄だったり、その国の問題点がにじみ出ることが多くて面白い。

ネトフリで映画『征途 英雄へのバトルロード』を観賞。面白かった! 戦国時代、燕と争う趙の国が舞台。趙の大将軍の座を決める競技会に参加する、復讐者、お人好し、少女剣士の三人組。とにかくこの競技会が男塾+フォールガイズといった感じで最高。実写モンハンみたいな対巨大生物バトルも大迫力!

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』面白かった! 冴えないジャーナリストと国務長官のラブコメ映画。国務長官がクスリでラリラリになりながら人質救出交渉をするシーンと、「黒人男性が共和党支持なんて信じられない!」とリベラル派の主人公が絶望するギャグシーンが最高なのでおすすめ。

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒
オールド・ガード
ブラック・アンド・ブルー
タイラー・レイク:命の奪還
ブラッドショット
スペンサー・コンフィデンシャル
征途:英雄へのバトルロード
プロジェクト・グーテンベルク:贋札王
ホワイト・ストーム
プロジェクト・パワー
#2020年映画ベスト10
2021/06/29

過去の仕事(以降たまに更新)

受賞歴
1999年、第1回 ファミ通エンタテインメント大賞ドラマ企画書部門 審査員奨励賞受賞 『WILD DIAMOND』
2000年、第1回富士見ヤングミステリー大賞 大賞 『戦う少女と残酷な少年 ブロークン・フィスト』
2001年、第1回 エニックス ガンガン スポーツエンターテインメント大賞 原作部門『アバランチ・ラッシュ』佳作
2002年、角川NEXT賞 『アフリカン・ゲーム・カートリッジズ』
『PSYCHO-PASS 劇場版』(虚淵玄と共同脚本)にて、ニュータイプアニメアワード脚本賞受賞。

小説
「ブロークン・フィスト」シリーズ(富士見ミステリー文庫)
「探偵王女フジコ」シリーズ(富士見ミステリー文庫)
「ヤングガン・カルナバル」シリーズ(トクマ・ノベルズEdge・徳間文庫)
「疾走する思春期のパラベラム」シリーズ(ファミ通文庫)
「武林クロスロード」シリーズ(ガガガ文庫)
「GENEZ」シリーズ(富士見ファンタジア文庫)
「ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック」シリーズ(ガガガ文庫)
「シークレット・ハニー」シリーズ(富士見ファンタジア文庫)
「僕の学校の暗殺部」シリーズ(ファミ通文庫)

「アフリカン・ゲーム・カードリッジズ」(角川書店・角川文庫)
「パズルアウト」(富士見ミステリー文庫)
「瞬撃のヴァルキリィ」(ファミ通文庫)
「ゴルゴタ」(徳間書店・徳間文庫)
「ヴァンガード」(スーパーダッシュ文庫)
「硝煙の向こう側に彼女 武装強行犯捜査・塚田志士子」(エンターブレイン・講談社文庫)
「ヴァーティゴ」(幻狼ファンタジアノベルス)
「猟犬 特殊犯捜査・呉内冴絵」(講談社・講談社文庫)
「ウェットワークス・ドーベルマン」(朝日ノベルズ)
「ブラッドバス」(徳間書店・徳間文庫)
「ライフルバード 機動隊狙撃手」(角川春樹事務所・ハルキ文庫)
「キャノン・フィストはひとりぼっち」(ぽにきゃんBOOKS)
「GIRLS UP-RISING カズアキ×深見真 百合姫表紙画集」(一迅社)
「姫騎士征服戦争」(富士見ファンタジア文庫)
「開門銃の外交官と、竜の国の大使館」(ファミ通文庫)
「ヴァイス 麻布警察署刑事課潜入捜査」(角川文庫)

漫画原作
「ドラゴンズヘブン」(ヤングガンガン連載、漫画・笠原夕生)
「ヤングガン・カルナバル」(FlexComixネクスト連載、漫画・佐藤夕子)
「GENEZ」(月刊少年エース連載、漫画・春日井明)
「ちょっとかわいいアイアンメイデン」(4コマnanoエース、ヤングエース連載、漫画α・アルフライラ)
「魔法少女特殊戦あすか」(月刊ビッグガンガン連載、漫画・刻夜セイゴ)
「マーメイド・ラヴァーズ」(コミック アース・スター連載、漫画・吉岡榊)
「ライター×ライター」(まんがタイムきららフォワード連載、漫画・コト)
「サキュバス&ヒットマン」(チャンピオンRED』連載中、漫画・刻夜セイゴ)

映像作品
「PSYCHO-PASS サイコパス」脚本(虚淵玄と共同)
「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」脚本(虚淵玄と共同)
「がっこうぐらし!」脚本
「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+」シリーズ構成・脚本
「ゆるゆり さん☆ハイ!」畑博之と共同シリーズ構成・脚本
「ベルセルク」(2016)シリーズ構成・脚本
「バイオハザード: ヴェンデッタ」脚本
「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2 First Guardian」脚本
「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に」脚本
「revisions リヴィジョンズ」シリーズ構成・脚本
「魔法少女特殊戦あすか」原作・シリーズ構成(海法紀光と共同)・脚本
「PSYCHO-PASS サイコパス3」脚本
「無限の住人-IMMORTAL-」シリーズ構成・脚本
「PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR」脚本

ゲーム
「凍京NECRO〈トウキョウ・ネクロ〉」脚本、原案
「きららファンタジア」第二部脚本

以上、敬称略。随時更新。
2021/06/28

2021前半まとめ。

月刊ビッグガンガンにて『魔法少女特殊戦あすか』が最終回となりました。
すでに最終巻も発売中です。
漫画担当刻夜セイゴ先生、軍事設定協力の田村尚也先生、お疲れ様でした。
関係者のみなさまからのコメントにも大感謝です……!
そして何より読者の皆様、ありがとうございました。

ここから先はツイッターまとめ。

ジャン・フランソワ・マルミオン編『「バカ」の研究』(亜紀書房)
ちょっと嫌なタイトルだなーとは思いつつも内容はいたって真面目。
どんなに賢い人間も、この本を読んでいる人間も、
いつどんなバカをしでかすかわからないという点にしっかり触れているのもよい感じ。

C・J・チューダー著『白墨人形(チョークマン)』読了。
面白かったー!
少年時代、陰惨な殺人事件の死体発見者となった主人公。
主人公は成長し、事件の真相と対峙することになる──。
とにかくたくさん謎があって、
それがテンポよく回収されていくのでページをめくる手が止まらなくなります。

僕にとって読書は三種類あって。
「読まなきゃいけない」か
「読みたい」か
「無理してでも読みたい」 
読まなきゃいけない、は仕事の資料など。
読みたい、はそのまんま趣味の本。
無理してでも読みたいは、
自分には難しすぎるとわかっているけど、
それでも視野や考え方を広げるために摂取したいやつ。

佐々木隆治著『マルクス資本論 シリーズ世界の思想』をようやっと読了。
僕は元の資本論読んだとき正直「難しすぎるなこれ……」と思ったんですが、
この佐々木先生の解説本でようやく少しは内容が頭に入ってきた……!
「近代社会の経済的運動法則を暴露することがこの著作の最終目的である」
序文の方で「資本論を正確に理解するには、ドイツ語版、ドイツ語改訂版、フランス語版という3つのバージョンを原文で読んで比較検討することが必要」とかさらっと書いてあってプロの研究者の凄みを感じた。

マーク・グリーニーの人気シリーズ最新作『暗殺者の悔恨』(ハヤカワ文庫NV上下巻、伏見威蕃翻訳)読了。世界トップクラスの暗殺者グレイマン、今度の敵は世界的な人身売買ネットワーク。魅力的な登場人物たちと、いつもの「裏社会豆知識」満載で大満足の読み応え。
そして暗殺者グレイマンの映像化嬉しい……! 自分は原作シリーズのうち『暗殺者の追跡』で解説文を書いたこともあるので、特に思い入れのある作品だったりします。読んでるときは主演トム・ハーディを妄想してたけど、ライアン・ゴズリングといわれるともうそれしかないような気がする。

マルク・デュガン著『透明性』読了。
とにかく著者がグーグルとインターネットを憎んでいることがヒシヒシと伝わってくる実験的なSF小説。オチが好みじゃないんですが、SNSや人間の知性についてすごくいいことが書いてある。
作中より気に入った一文。「古い世代がやっていたように、現実を逃れる可能性を見つけるのは、それぞれが自分の力でやることで、現実を逃れるためには自分自身の知性や感性を使うべきだと考えていたのだ。それで父は私に読むこと、絵を観ることを教えた」

久しぶりに金庸の『碧血剣』と『射鵰英雄伝』を読み返す。主人公の成長が複雑な因縁と絡み合う主軸の強さと、約束・恩義を重んじる居心地いい世界観がしみじみ楽しい。

Jディーヴァーの『オクトーバー・リスト』文春文庫。
誘拐された娘を救うため、謎のリストを追う母親が主人公。
最終章から始まって、第一章で終わるというトリッキーな構成のミステリーサスペンス。
この構成でしっかり強烈なオチとひねりがあるのにびっくり。超面白かった……!

ユヴァル・ノア・ハラリ著『21Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
ハラリ先生の本はだいたい読んでるんですが、
どれも話が面白い教師の授業を受けてるみたいで超楽しい。
AIの話題はふわっとしてたけど、移民・宗教に関しての考察は特に鋭い。
ポスト真実時代のくだり。デマやフェイクに惑わされないためには
「専門書や査読済み論文をたくさん読む」「科学者はSF作品に協力する」(大意)ということが書いてあった。頑張ろう。

ものすごくいい本を読んだ! けどこれ多分仕事のネタにするな……というときは書名をTwitterに出せない(遠回しなネタバレになる)。参考資料として明らかになるのは、反映した仕事が世に出てから。

CJチューダー著『アニーはどこにいった』(文藝春秋)読み終えました。最初から最後まで120%面白かった……。ホラーでサスペンスで(ほんのりハードボイルドで)プロットのひねりもすごい。「幸福は長持ちしないのに過大評価されている」

『歴史は実験できるのか 自然実験が解き明かす人類史』(慶應義塾大学出版会)読みました。
ジャレド・ダイアモンド、ジェイムズ・A・ロビンソン編著。歴史学に統計分析をくわえて「今までなんとなく定説になってたことに証拠のデータをそろえて検証してみよう!」という、学問に対する誠意の一冊。本の前半は「統計学というより地政学では……?」という内容が多かったんですが、奴隷貿易やナポレオン戦争の影響を検証する後半がよかった。科学や学問においていかに資料やデータの正確さや分析方法が大事か、というのがこれでもかと伝わってくる。
2021/06/28

サキュバス&ヒットマン2巻

ちょっとブログ更新しない間に、
サキュバス&ヒットマン2巻出ました……!
今年中に3巻も出ると思います……!
相変わらず、殺し屋と悪魔が悪いやつをバンバン殺します。
ほんのりラブコメもあります。

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2021/06/28

アクション映画のドラマツルギー

YouTubeなどで簡単にスタントマン・スタントウーマンたちのデモリールがチェックできる時代なので「凄いアクション」を見るだけならそれで十分。
そこで「アクション映画」には短い動画では得られないカタルシスが求められる。
アクション映画にはアクション映画ならではのドラマツルギーが必要。
サスペンス、ホラー、ヒューマンドラマ、ミステリー……
ジャンルが違うと必要なドラマツルギーも変わる。でも「アクション映画特有のドラマツルギー」はあまり批評の対象になってこなかった気がします。
アクションを盛り上げるためのドラマ。
……序盤には衝動が必須、その衝動と緊迫感を維持し続けるための工夫。
アクション映画にふさわしいキャラクター。
……そのアクションから目が離せないようにする、
主人公が戦った結果、観客は何を得るのか。
そういったものの構築が脚本段階で上手くいっていないと、
「どうでもいい連中がなんか戦ってる」という最悪の状態に。
プロットに複雑な「ひねり」はなくても、
そのぶん感情を強く刺激する要素があればいい。
ないとラストバトルまで観客の集中力がもたない。
もちろん多少の「ひねり」はあったほうがいい。
シンプルかつ強烈で、アクションの邪魔にならない気の利いた「ひねり」。
アクション映画において気の利いたひねりをくわえることができるとすれば、それは悪役の造形と密着している。

……最近ちょっとつまんないアクション映画を観たときに、そんなことを考えましたとさ。